本、読んでみない?

紙の本をこよなく愛する読書マニアによる読書のススメ!本、読んでみない?

それは図書と自由を守るため。ただそれだけのために「図書館戦争」勃発。

皆さんこんばんは!

 

今日の本は

 

大切なものを守るために

命を張って戦う隊員たちのお話

 

でしたよね!

 

隊員たちが守るもの。それはずばり

 

 

です。

 

彼らが生きる世界では、言論の自由を制限する

「メディア良化法」が施行されています。

 

そしてメディア良化法を守るメディア良化委員会

法に違反する本を世の中から排除する役割を担っています。

 

そんな法律に唯一抵抗したのが

図書館でした。

 

今日ご紹介する本は

 

言論の自由と図書を

命がけで守る図書隊のお話

 

図書館戦争

 

です。

 

 

1. 「図書館戦争」あらすじ

f:id:moon01book:20190824222450j:plain

出典:http://amwbooks.asciimw.jp/978-4-04-869412-4/

作者:有川浩

刊行:2006年2月

シリーズ:図書館戦争

       図書館内乱

       図書館危機

                 図書館革命

       別冊図書館戦争

       別冊図書館戦争

 

図書館戦争

図書を守る図書隊員を描いたシリーズ小説です。

 

主人公の笠原郁は高校3年生の時に

大好きだった児童書の最新刊を買おうとしたところ

メディア良化法違反図書として

メディア良化隊に没収されそうになります。

 

そんな郁と図書を守ってくれたのが

ある図書隊員の男性でした。

 

その図書隊の姿に憧れ、郁は女の身でありながら

図書隊に入隊します。

 

図書隊は

メディア良化隊から図書を守るために

最前線で戦う図書館の自衛隊です。

 

郁は毎日、教官の堂上篤に怒鳴られながら

戦闘訓練を重ねるのです。

 

ここまで聞くと

 

何やらシリアスでお堅い話に聞こえますよね。

 

違うのです。

 

図書館シリーズはれっきとした

 

ブコメ

 

なのです!

 

2. 個性豊かな登場人物

f:id:moon01book:20190824231436j:plain

出典:https://www.amazon.co.jp/図書館戦争-第五巻-DVD-井上麻里奈/dp/B0018LRYYU

<登場人物>

  • 笠原郁:熱血バカ
  • 堂上篤:怒れるチビ。
  • 小牧幹久:笑う正論。
  • 柴崎麻子:情報屋。
  • 手塚光:頑な少年。
  • 玄田竜助:喧嘩屋中年。

 

堂上篤・小牧幹久は

笠原郁と手塚光の教官。

 

郁と手塚は同期であり、図書隊です。

 

同じく郁と同期の柴崎麻子は

美人の情報屋。図書隊ではなく図書館員です。

 

そんな彼らをまとめあげるのが

喧嘩屋中年の玄田竜助です。

 

しょっちゅうポカをやらかす郁

堂上は怒鳴りながらもサポート

 

そんな堂上をクスクス笑う小牧

ポカをおかしても先鋭部隊に抜擢され

堂上にも面倒を見てもらっている

郁をライバル視する手塚。

 

しかし本当は

郁が堂上に気に入られていることに

手塚は嫉妬しているだけだと見抜いている柴崎。

 

バランスの取れたこのメンバーたちは

事件のたびに互いを知り、絆を強くしていきます。

 

ところで、郁が図書隊に入ったきっかけを覚えていますか?

高校生の時に助けてくれたあの図書隊。

いったい誰なのでしょうか?

 

 

3. 「図書館戦争」の見どころ

f:id:moon01book:20190824233204j:plain

出典:https://www.amazon.co.jp/図書館戦争-Blu-ray-BOX-劇場版映画公開記念パッケージ-井上麻里奈/dp/B007HFO6F6

図書館戦争の見どころは

 

  • キャラの心の変化 
  • 命がけで図書を守る図書隊たちの奮闘

の2点です。

 

図書館戦争」では

郁と堂上にフォーカスした内容が多くなります。

 

二人は犬猿の仲のように見えますが

奥底では似た者同士で、それゆえ衝突することが多いのです。

 

しかし、この時点で郁はまだ気づいていないのです。

あの時助けてくれた図書隊が、実はすぐそばにいるとは

 

(ちなみに熱血バカの郁は気づいていませんが

周りのメンバーはすでに気づいています。)

 

郁と堂上の心境の変化はもちろん、

 

笑顔の下に隠された小牧の素顔

 

自分の弱さを認められない手塚

 

素直になれない柴崎

 

それぞれどのように変化し、成長していくかが見どころです。

 

 

メディア良化法が施行された世界では

検閲対象の図書が山ほどあります。

 

中にはかなり貴重な本もあり、

良化隊に狙われたものに応じて

武陵衝突の激しさは大きく変わります。

 

危険を犯しても

本を守ろうとする郁たち図書隊の姿は

はっきり言ってかなりかっこいいです。

 

何かを守ること

信念をもって立ち向かうこと

 

私もそんなに大切だと思える何かに出会いたいと思いました。

 

この世に溢れかえるほどある本。

今までどれだけ読んできたか覚えていませんが

1冊として無駄なものはありませんでした。

 

本はもっとも簡単に

読者を非日常へ連れていき

未知の体験をさせてくれます。

 

読めば読むほど世界は広がり

読めば読むほど新しい自分になれます。

 

だから本を読むことをやめられないのです。

 

 

 

いかがでしたか?

今日は「図書館戦争」シリーズを紹介しました。

次の本はラブコメから派生して、

ちょっと笑えるコメディ小説を紹介しましょう。

 

世界から、1つずつひらがなが消えたら・・・。

お楽しみに!

 

 

 

図書館戦争

図書館戦争

 

 

図書館内乱

図書館内乱

 

 

図書館危機

図書館危機

 

 

図書館革命

図書館革命

 

 

別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)

別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)

 

 

別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)

別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)