青春大爆発!こんな図書委員会に入りたかった。「吉野北高校図書委員会」
皆さんこんばんは!
今日は台風で大変でしたね。
朝、家を出ると
家の前の木が根元から折れて
横たわっていました。
皆さんご無事でしょうか・・・?
昨晩はよく眠れなかった方も
多いと思いますので
今日は寝る前に本でも読んで
リラックスしてくださいね。
さて、今日の本は
本が好きで仕方ない主人公の
青春×恋愛ストーリーです。
キーーンコーーンカーーンコーーン
放課後、グランドから聞こえる部活動の声。
静けさの中に響くページをめくる音。
いつもならすぐに飛び込む本の世界に
今日はうまく入れない。
なぜ?
なぜ・・・?
かずらの心は今、
もやもやが止まらないのです。
彼女を作らないと言っていた親友に
彼女ができてしまったから・・・。
これはある高校の
図書委員のお話です。
1. 「吉野北高校図書委員会」あらすじ
作者: 山本 渚
刊行: 2008年8月〜2009年12月(全3巻)
この作品は
主婦だったころの山本 渚が
を受賞した作品です。
ごくごく普通の日常を描いた
ほのぼのストーリーですが、
登場人物たちは皆、ずるいくらい
青春謳歌してるのです!!
主な図書委員会のメンバーは
委員長: 岸本一(ワンちゃん)
クマさんみたいな体型のほのぼの担当
副委員長:川本かずら
副委員長:武市大地
本が大好きで息ぴったりの親友同士
書記: 藤枝高広
何かとかずらに突っかかってくる。
ただしそれは好きな子をいじめる小学生男子のそれ。
図書委員: 上森あゆみ
女の子らしい可愛い子。大地の彼女で後輩。
です。
(画像の出典:https://ddnavi.com/serial/315108/a/)
親友で、いつも息ぴったりのかずらと大地。
大地は図書委員会の副委員長と
ハンドボール部の部長を兼任している
爽やか系男子です。
その上、彼女は作らない宣言をしていました。
なのに!
かずらの知らない間に
彼女ができていたのです。
親友なのに、なんで教えてくれなかったの・・・
そうもやもやしているかずらを
周りはほっておきません。
1年生の頃から、仲の良かった大地とかずらを
どうにかくっつけようとするのです。
なんて余計なお世話!笑
かずらはますます混乱し
自分がなぜもやもやしているのか
わからなくなっていきます。
大地は大切な存在。
でも彼女がいる。
そのことを淋しいと思う。
でもなぜだかわからない。
今さら大地と気まずくなりたくないし
大好きな可愛い後輩を
不安にはさせたくない。
そんな葛藤に苦しむかずらを
優しく見守るワンちゃんと
何かと突っかかってくる藤枝。
藤枝は、大地のことが気になって仕方ないかずらが
気になって仕方ないのです。
2. それはまさに、青春謳歌。
かずらと大地
大地とあゆみ
あゆみとかずら
かずらと藤枝
まさに四角関係。
しかしこの小説、よくあるドロドロ展開はありません。
苦手な方、御安心ください。
登場人物はみんな
心から図書委員会のメンバーが好きなのです。
大切に思っているのです。
だからこそ、
相手を傷つけまいとする。
相手に、自分に向き合おうとする
そうやってもがく様が
まさに青春謳歌なのです!
学生時代の自分の恋を
思わずふっと思い出したり
こんな恋がしたかった!と思ったり
きっとあなたの心に
いろんな感情が生まれると思います。
青春のばかやろー!
3. 作中に登場する本
最後に、この本の醍醐味
作中に登場する本をちょっと紹介します。
かずらと大地は大の読書好き。
たまに引用が出てきたりして、
読書家にはちょっと嬉しい瞬間です。
なんだか文学ばっかりですね!
かずらと大地は本当に通の読書家ですね。
しかし、このふたりでさえ
途中で挫折した作品があります。
それこそ。9月13日に実写映画化を控えた
次回は、「人間失格」を紹介しましょう!
映画を観る前の参考にでも
気軽に読んでみてくださいね。
次回もお楽しみに!
吉野北高校図書委員会 (3) トモダチと恋ゴコロ (角川文庫)
- 作者: 山本渚
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