その選択があなたをつくる。「MAMA」
皆さんこんばんは!
今週も今日で終わりでしたね!
皆さんお疲れ様でした。
明日からの3連休は
あいにくの台風ですね。
外は出るのは危ないとのことなので
ぜひ!本を読んでみてください。
それでは今日は
ある少女の契約が世界を揺るがす
ダークファンダジー
「MAMA」です。
(またラノベです!)
1. 「MAMA」あらすじ
出典: https://www.amazon.co.jp/MAMA-電撃文庫-紅玉-いづき-ebook/dp/B00MXRQ2V4/ref=nodl_
作者: 紅玉いづき
刊行:
この作品は、前に紹介した
「ミミズクと夜の王」と同じく
人喰い三部作のひとつです。
そこは多くの人が
魔術を使って生活している王国
ガーダルシア。
その中でも一際大きな力を持つのが
サルバドール家です。
サルバドールの生まれの子は
その魔術師の血を受け継いで
代々大魔術師になりますが
生まれつき魔術の才に恵まれなかった子が
生まれてしまいました。
トト、と呼ばれる少女は
魔術が使えない落ちこぼれと言われ
幼い頃からいじめれていました。
そんなトトの人生を変えたのは
「人喰いの魔物」との出会いでした。
神殿の奥深くに封印されていた
人喰いをトトが自ら解放してしまいます。
そして人喰いと契約を交わし
両耳を食べられてしまいます。
2. 「MAMA」登場人物
出典: https://twitter.com/benitamaiduki
主人公のトトは
落ちこぼれの魔術師。
それでも芯を持った女の子でした。
耳を喰われたあと、
トトはどんな言葉でも聞き取れる
特殊な能力を身につけます。
後に外交官となり
「ヘヴンズ・イヤー」と呼ばれ
活躍するようになるのです。
落ちこぼれの魔術師が
独り立ちして立派な女性になった、
その経緯には
人喰いの魔物が関わっています。
トトに「ホーイチ」と名付けられた魔物は
その昔食らった少年の姿を受け継ぎ
浅黒い肌に綺麗な青い瞳が目を引きます。
ホーイチは
まるで子供のような魔物でした。
すぐに癇癪を起こし、
気に入らないと物や人に八つ当たりです。
そんなホーイチを見て
トトは自分がホーイチのママになると宣言します。
なんてトンチンカンなことをいう娘か。
ホーイチはそう思ったでしょう。
しかしトトの強引で真っ直ぐなところが
次第にホーイチの心を溶かし
ホーイチにとってトトは
最も大切な人間になります。
そんなときに出会ったのが
ゼクンという青年でした。
3. パラダイムシフト
トトとホーイチは
お互いが出会ったことで
価値観を変えることができました。
落ちこぼれの少女は
外交官として人から頼られる存在になります。
人喰いで孤独な魔物は
人の温かさを知り、人を好きになります。
どちらもパラダイムシフトを起こし、
人生を変えました。
ゼクンとの出会いで
物語はさらに方向を転換していきますが
最終的にトトとホーイチは
自分の人生に誇りを持つことができます。
それはふたりの人生だけではありません。
長年封印されていた人喰いの魔物が
落ちこぼれの少女によって改心し
少女もまた、世の中の重要な役割を担うことになる。
誰も想像しえなかったことですが
なし得たのはふたりです。
人生の選択とは
その時は特別何も思わないかもしれませんが
どこにつながっているかわかりませんよね。
それでも、最良の選択の連続は最高の人生を生み出す。
今にもし満足していなければ
きっとどこかで選択を見誤ったのかもしれません。
それを発見しようとする選択も
疑い、何もしない選択も
あなた自身が行うことです。
どうでしょうか?
「MAMA」を読んで、自分の人生の選択を
振り返ってみてください。
それでは今日はここまでにしましょう。
明日は台風に負けない、エネルギッシュな小説にしましょう!
お楽しみに!
- 作者: 紅玉いづき,岩城拓郎
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