それでも、旅を続けたい。旅人でありたい。「キノの旅 the beautiful world」
皆さんこんばんは！
今日は短編小説を紹介します。
今まで長編小説ばかり紹介してきましたが
今回は初の
短編小説にして
ライトノベル です！
読書に馴染みがない人にも
とっつきやすい組み合わせですね。
読書の秋のウォーミングアップとして
さっそく見ていきましょう！
世界に存在する無数の国は
それぞれ城壁を作り
人はその中で生活しています。
エルメスと呼ばれた
キノは今日も旅を続けます。
まだ知らない国を訪れるために。
旅人であり続けるために。
1. キノの旅 the beautiful world あらすじ
作者: 時雨沢恵一
シリーズ: 1巻〜22巻
キノの旅は、かれこれ15年続いている作品です！
1話1話で、キノ達が訪れた国が描かれています。
キノは旅のルールとして
必ず3日で出国するようにしています。
それは3日もいれば
その国のことは大体わかるし、
長居すると
たくさんの多くの国を
訪れられなくなるからです。
キノは、旅がとても好きなのです。
そしてずっと
旅人であり続けたいと願うのです。
2. キノが旅した国
キノがルールを破ってまで
3日以上滞在した、
またはしようとした国もありました。
国全体が移動している
迷惑な国は
キャタピラで国そのものを動かし
国ごと旅をしている不思議な国です。
移動する大きな国が
通せんぼの国と出会ったとき
2つの国はどうなるのでしょうか？
昔は旅人に冷たいことで有名だった
優しい国は
久々にやってきた旅人のキノを
これ以上ないほどもてなします。
冷たいはずの人々が、心から歓迎してくれる。
その理由を知ったとき
あなたは何を思うでしょうか？
キノが訪れた国は
どれもこれも個性的でした。
大歓迎して国の名物を振舞ってくれたり
よそ者扱いして襲ってきたり
国の伝統を押し付けてきたり
人がいない機械だけの国だったり
時には殺し合いに巻き込まれたり
どれもこれも、予想もつかない国ばかりです。
旅の道中は危険なこともたくさんあります。
キノは幼い頃に
「師匠」と呼ばれた女性から
パースエイダーの訓練を受けていたため
今では凄腕のパースエイダー使いなのです。
滅多なことでは負けないし
怪我もしません。
そんなキノは
食べることが大好きで
きれいなシーツと布団で眠ることに幸せを感じ
エルメスとどこまでもどこまでも
きっと死ぬまで旅を続ける
旅人の女の子なのです。
そう、女の子なのです。
なぜ女の子が
凄腕のパースエイダー使いで
危険な旅を続けているのか。
それは本編をお楽しみください。
3. 世界一個性的なあとがき
「キノの旅」の面白さは
最後の最後まで続きます。
普通は飛ばしてしまうあとがき。
作者、時雨沢恵一は
面白いあとがきを書くことに
きっと命をかけています。笑
本のど真ん中から
突然あとがきが始まったり
キノがあとがきを書いていたり
毎巻異なるあとがきを残しているので
最後の最後まで
ページをめくることをオススメします。
キノの旅は漫画やアニメもありますが
ぜひ、ライトノベルで楽しんでほしいです。
キノがこれから訪れる国は
いったいどんな国なのでしょうか。
これからもきっと
今まで見たことのないような
面白い国にたくさん訪れるのでしょう。
いつか、我々が生きる町にも
訪れてくれたら嬉しいですね。
今日はここらへんで終わりにしましょう。
次回もライトノベルを紹介しましょう！
この作者の作品には
いつも禍々しさを感じます。
それでもどこか、ちょっとだけ
人の温かさが垣間見える。
闇の中の１点の光のような、そんな作品です。
お楽しみに！
キノの旅XXII the Beautiful World (電撃文庫)
- 作者: 時雨沢恵一,黒星紅白
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