本、読んでみない?

紙の本をこよなく愛する読書マニアによる読書のススメ!本、読んでみない?

ある大陸の英雄から紡がれる物語「リリアとトレイズ」

皆さんこんばんは!

 

今日は時雨沢恵一さんの

大陸シリーズを紹介する日ですね。

 

大陸シリーズとは

正式には

「一つの大陸の物語シリーズです。

 

ひとつの大きな大陸が

中央山脈ルトニ河という

大山脈と大河に二分され

それぞれを

 

ロクシアーヌク連邦

(通称ロクシェ)

 

ベゼル・イルトア王国連合

(通称スー・ベー・イル)

 

と呼ばれています。

 

ロクシェとスー・ベー・イルは

長い間戦争をしていましたが

 

壁画発見

 

をキッカケに和解。

世界を変えるほどの壁画を発見した英雄は

 

カー・ベネディクト

アリソン・ウィッテングトン

ヴィルエルム・シュルツ

 

の3名です。

アリソンとヴィルは

当時はまだ子供だったので

世間的な壁画発見の英雄は

カー・ベネディクトとなります。

 

彼は現在は

ロクシェの北方に位置する

イクス王国 (イクストーヴァ)の王様です。

 

この3人の物語は

1作目の「アリソン」で描かれています!

 

そして今回紹介するのは

アリソンとヴィルの間に生まれた子、リリアと

イクス王国の王子、トレイズの

 

二人の物語です。

 

1. 「リリアとトレイズ」あらすじ

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出典: https://www.amazon.co.jp/リリアとトレイズ-私の王子様%E3%80%88上〉-電撃文庫-時雨沢-恵一/dp/4840237549

 

リリアとトレイズ」は

3つのストーリーで描かれています。

 

そして二人は旅行に行った

 

イクストーヴァの1番長い日

 

私の王子様

 

すべて上下巻で構成されています。

 

リリアとトレイズの関係性は

先ほども紹介した通り

壁画発見の英雄が元となります。

 

リリアは

 

リリアーヌ・アイカシア・コラソン・ウィッティングトン・シュルツ

 

が本名です。

これはロクシェの慣習で

両親から祖父母までの名字が

並列しています。

 

母、アリソンは空軍のパイロットで

幼い頃から航空機と共に育ち

今は操縦もお手の物です。

 

勝気な瞳に栗色の長い髪で

アリソンとよく似て

気の強さと度胸を持ち合わせた女の子です。

 

 

トレイズはイクス王国の王子ですが

実は双子で、メリエルという王女がいます。

 

そしてイクス王国の慣習のため

トレイズが王子であることは

国家機密となっており、

極小の人間しか知りません。

 

そしてその中に、リリアは含まれていません。

 

まさか幼馴染が王子だとは知らず

リリアは何も臆することなく

トレイズと関係を築いています。

 

アリソンの影響で

航空機を操縦でき、

スー・ベー・イルの言葉を話せることが

リリアの特技なのですが

同じくトレイズの特技でもあるため

リリアはトレイズをいつも

可愛くない!と罵っているのです。笑

 

一方トレイズは

幼馴染に本当のことを話せず

(話してよいと了承は得ています)

ヘタレですいません。。。と

心の中で誰かに謝罪しているのです。

 

そんなふたりは

事あるごとに事件に巻き込まれ

時に世界の秘密を知り

時に命を危険にさらされます。

 

 

2. 「リリアとトレイズ」見どころ

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出典: https://www.amazon.co.jp/一つの大陸の物語-上-アリソンとヴィルとリリアとトレイズメグとセロンとその他-電撃文庫-時雨沢恵一/dp/4048914383/ref=nodl_#immersive-view_1570279714136

 

リリアとトレイズの面白さは

ふたりの危機回避能力だと思います。

 

事件に巻き込まれたとき、

 

自力で航空機を探し

自分の脚で避難して

自分の手で爆弾を作り

自分の言葉で敵と会話し

自分の力で解決します。

 

とにかく、能力が高い。それにつきます。

おまけに幼馴染の関係はダテではなく

言い合いをしながらも

なんやかんや信頼しているのです。

 

そんな人がいたら

最高の人生だなと思います。

 

トレイズは

最後の事件で

リリアに自分の身分を明かします。

 

その後なんやかんやあり、

一旦姿を消すのですが

再会したとき、

リリアはかなり怒った顔で

でも目に涙を浮かべながら

トレイズの胸ぐらを掴んで

 

聞きたいことがたくさんある!!

 

と怒鳴ります。

 

リリアらしくて、思わず微笑んでしまいます。

 

このふたりがどうなったかは

このシリーズの3作目

メグとセロン」で描かれます。

 

メグセロもおすすめなので、

また紹介しますね!

 

それでは今日はここまでにしましょう。

次回はラノベから離れて

先日私が読み終えた新作を紹介します。

 

どんな本かは次回のお楽しみです!

 

 

メグとセロン VI 第四上級学校な日 (電撃文庫)