本、読んでみない?

紙の本をこよなく愛する読書マニアによる読書のススメ!本、読んでみない?

その姿こそ、努力の化身。生きることで人を救った「親鸞」

皆さんこんばんは!

 

良いお休みを過ごされましたでしょうか?

 

今回は、偉人の伝記といたしまして

 

親鸞

 

を紹介しようかなと思います!

 

親鸞ってご存知ですか?

鎌倉仏教を広めた僧侶のひとりなのですが

どんな人でどんな人生だったのか

ぶっちゃけよく知らないですよね。

 

今日は親鸞を紹介しつつ、

本の見どころにも触れていきます!

 

1. 親鸞ってどんな人?

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出典: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/親鸞

 

作者: 五木寛之

刊行: 2011年10月〜2016年5月(全6巻)

 

親鸞は1173年に京都で生まれました。

まだ鎌倉時代になる前、

世は貴族から武士の時代への変わりつつあり

常に戦の絶えない厳しい時代でした。

 

そんな時代で親鸞

わずか9歳で出家し、仏教への道を歩み始めます。

 

親鸞

 

範宴(はんねん)

綽空(しゃっくう)

親鸞(しんらん)

 

と改名を重ねると共に

法然を師とし、浄土真宗

世の中に広めていきます。

 

世は戦乱の時代。

常に死と隣り合わせの生活に

人々は魂をすり減らしていました。

そんな人を救ったのが仏教です。

しかし、今でも宗教と言えば

どこか怪しく感じてしまうのが日本人です。

当時の人も

最初からコロッと信じたわけではありませんでした。

 

それでも親鸞の教えを信じた人が多かったのは

親鸞が仏の教えを理解するために

とてつもなく厳しい修行を繰り返したからです。

 

身も心も魂も削って仏に近づこうとする様が

人々の心を打ったのです。

 

鎌倉仏教の中でも特に名高い親鸞

幼少期から最期までを描いたのが

小説「親鸞」です。

 

2. 妻がめちゃくちゃ美人なんです!

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出典: https://www.google.co.jp/amp/kingstone3.seesaa.net/article/199381324.html%3famp=1

 

仏教徒と言えば、

出家後は妻帯を禁じられているものです。

しかし、親鸞には妻がいました。

恵信尼です。

 

越後生まれの恵信尼

越後に流刑にされた親鸞

偶然出会いました。

 

豪族の血筋を持つ恵信尼ですが、

親鸞と行動を共にするうちに

仏教の教えに感銘を受け、

親鸞と共に布教活動をすることになります。

 

そんな恵信尼ですが

かなりの美人さんだったそうです。

親鸞は自ら

妻帯を禁止するというルールを変え

妻と共に生きる道を歩みました。

そんな親鸞もかっこいいですね!

 

 

3. これぞまさに人の生きる道

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出典: http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000211340

 

歴史の教科書に載るほど

有名な僧侶になった親鸞ですが

その最大の魅力は

 

決して自分に満足せず

常に高みを目指して努力したこと

 

だと思います。

 

人に何かを教えることはとても難しいです。

ましてや自分の考えに賛同させるなんて

よほどの説得力がなければ不可能です。

 

親鸞

どれだけ苦しい修行でも

どれだけ心が折れそうになっても

達成できると自分に言い聞かせ、

自分を最後まで信じ通します。

 

そんな親鸞の姿こそ

人の心に響くものがありました。

 

全6巻という超大作ですが

読み始めたら止まりません。

 

次に親鸞は何をするのか

どんな逆境が待ち受けているのか

どうやって乗り越えるのか

 

アクションではありませんが

手に汗握るストーリーです。

 

次の3連休に読んでみてはいかがでしょうか?

 

今日はここらへんで終わりにしましょう。

次はそうですね、

伝記続きで、とある男爵の冒険でも

紹介しましょうか。

 

この男爵、ただの人ではございません。

なんてったって、フィクションですから。笑

 

かの有名なSF作家の

珍しい中編小説です。

 

男爵の冒険をお楽しみに!

 

 

親鸞 文庫版 全6巻セット(講談社文庫)

親鸞 文庫版 全6巻セット(講談社文庫)

 
親鸞(上) (講談社文庫)

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親鸞(下) (講談社文庫)

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親鸞 激動篇(上) (講談社文庫)

親鸞 激動篇(上) (講談社文庫)

 
親鸞 激動篇(下) (講談社文庫)

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親鸞 完結篇(上) (講談社文庫)

親鸞 完結篇(上) (講談社文庫)

 
親鸞 完結篇(下) (講談社文庫)

親鸞 完結篇(下) (講談社文庫)