本、読んでみない?

紙の本をこよなく愛する読書マニアによる読書のススメ!本、読んでみない?

文学

大切なのは心で見ること。「星の王子様」

皆さんこんにちは! 今日で2019年も終わりですね。 今年はどんな年でしたか? 個人的には 今年は新しいことに挑戦した一年でした。 このブログもそのひとつです。 1冊でも、あなたの心に響いた本があれば 書き手としてはこの上なく嬉しいです。 さて、今年の…

星降る夜の分かれ道。「銀河鉄道の夜」

皆さんこんばんは! 随分お久しぶりですね。 しばらく更新しておりませんでしたが・・・ せっかくの年末なので、この時期にぴったりな本を紹介します! 大晦日の夜、除夜の鐘を聞きながら 神社にお参りに行かれる方も多いと思います。 その時、ふと空を見上…

光と闇に染まらない。それでもそこに心がある。「ノルウェイの森」

皆さんこんばんは! 今日も究極のラブストーリーということで ワクワクしながら書いています。、 なぜ人はラブストーリーが好きなんですかね? 恋愛を疑似体験できるからか 過去の恋を思い出すからか 今の恋がより輝いて見えるからか・・・ 恋とは情熱。 一…

面白いのはストーリーではなくそのリズム。村上春樹の「風の歌を聴け」

皆さんこんばんは! 今日は記念すべき30記事目です! だから何だという話なのですが 30冊あれば、1日1冊で まるっと1ヶ月は 本を毎日楽しめるということですよ。 順番通りに読んだら 1ヶ月の最後に読むのが 今回紹介する本になります。 村上春樹「風の歌を聴…

それは恋より嫉妬。「こころ」

皆さんこんばんは! 今日は夏目漱石を紹介する日です。 また、日本の文学のターンが やってまいりました! 前回の太宰治の「人間失格」を 読まれた方はいらっしゃいますかね? 文学とはどこかお堅く とっつきにくくて しかもよくわからない。 その印象を変え…

人間失格な人間ほど、失格なんかじゃない。「人間失格」

皆さんこんばんは! 今日は予告どおり 太宰治の「人間失格」を紹介します。 あの陰気な小説ね〜 学生の頃授業でやったやった。 と思う前に! 一旦脳内をクリアにしてください。 つまらないと思いながら読むと 本当につまらないもんです。 だって本の世界に入…

ある朝目覚めたら、自分の身体が人でなくなっていた。「変身」

20世紀を代表する小説家、カフカ。彼が生み出したブラックユーモアに富んだ文学作品は、ただ面白いだけではないのです。

私を食べて。それは死ぬためではなく、生きるための物語。「ミミズクと夜の王」

かつて奴隷として生きていた少女は、夜の王に会うために魔物が住む森を訪れました。自らの死を望む悲しい少女と、人を信用できない夜の王が出会ったとき、運命の歯車jはゆっくりと回り出しました。